それまでの私はバネ付きの部分入れ歯を作っていました。
キャストパーシャルと言う保険外治療のバネ付き入れ歯です。
結構、噛める入れ歯でしたが、10年位経つとバネをつけた健康な歯がゆるがり、抜けてしまう患者様が出てきました。
また、「すれ違い咬合」と言い、部分的に歯はあってもお互いに咬み合う歯が無く、まさに「すれ違っている」患者様の場合は、この部分入れ歯だと、壊れやすく噛みにくい等の欠点があり何か良い入れ歯治療はないかと模索しておりました。
その時に、日本歯科大学の稲葉 繁教授から「ドイツでは1967年よりバネ付き入れ歯はやらず、テレスコープシステムが行われている」と、聞き大変驚きました。
日本の保険治療の入れ歯は、健康な歯をダメにしてしまう、バネ付き入れ歯が主になっている為、ドイツの歯科治療の理論と技術に感心しました。
◎それからIPSGという勉強会でドイツのテレスコープシステムを学びました。
テレスコープシステムには次のような利点があります。
①テレスコープシステムはガッチリして動かない為、「ブリッジ」という歯に被せるものと装着感が同じ。
②システムを入れることで歯がしっかりと固定され長持ちする。
③しっかり噛めて外れない。
④入れ歯なのに自分の歯のようで快適。
⑤システムがこわれても取り外せるので修理できる。
などの利便性を兼ねそろえた入れ歯です!
私が模索していた「よく噛めて!歯も入れ歯も長持ちする!」入れ歯治療の方法に出会うことが出来ました。
このテレスコープしステムを導入したところ患者様によく噛めて長持ちすると喜びの声をいただくようになり、大変嬉しく思っておりました。
本来ならこれで十分な入れ歯治療が出来たと満足すべきですが、
矯正治療の勉強をはじめたところ、
神奈川歯科大学の佐藤貞雄教授から、「咬み合わせ治療の理論」を学びました。
佐藤教授の教えは、上下あごの骨格のバランスをみて噛み合わせを作るという考え方です。
(この理論は佐藤教授と交流のある、ウイーン大学のスラブチェック教授が、構築されていました)
私はそれまでも咬み合わせを重視し、その方のあごの動きにあった入れ歯を作っていましたが、さらにこの理論を取り入れる事で、よりあごの動きに調和したバランスの良い入れ歯になることがわかりました。
入れ歯治療に矯正治療で使われている、レントゲン装置やコンピューター診断器を導入しました。
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「咬み合わせ治療の理論」に基づき、上下あごの骨格のバランスや関節の状態まで検査をして作った入れ歯は、より、あごの動きに調和する、バランスの良い快適な入れ歯になります。
「良く噛めて、歯も入れ歯も長持ちする入れ歯をつくりたい」との一心から
勉強・研究を続けてきた結果、
咬み合わせを重視した歯科治療の大切さを痛感しております。
精密咬合テレスコープシステムは、多くの患者様に喜ばれております。
口福のお手伝いが出来る事を、私自身もたいへん嬉しく思っております